はじめに|忙しいサラリーマンでも上達できる理由
「週末も仕事の付き合いや家族サービスで、ゴルフ練習に時間が取れない…」
そんな悩みを抱えている方、多いのではないでしょうか?
でも大丈夫です。実は、たった30分でも効果的な練習をすれば、着実に上達することができます。
この記事では、月1ゴルファーのための「打ちっぱなし練習30分活用術」をご紹介します。
30分練習を効果的にする3つの準備
明確な目的を持つ
「今日はドライバーを真っ直ぐ飛ばす」「アプローチの距離感をつかむ」など、1回の練習にテーマを持つことで、時間の無駄を減らせます。
ゴルフの悩みや治したい点は際限なく湧いてきます。あれもこれもといろいろなことを試すのではなく、治したい点を絞ってその日の練習に取り組みましょう。
具体的には、
- ストロンググリップが強いから今日はグリップを変えて少しずつ慣れていこう(グリップを変えているので変な球が出てしまうことが多いけど許容しよう)
- スウェー(腰がダウンスイングの時に右から左に流れてしまうこと)してしまうから左に流れすぎないように意識しよう(スライスも課題だけど、スライスについては今後の練習で向き合おう)etc…
練習メニューを事前に決める
30分は意外と短いので、その場で考えるよりも「5分ウォームアップ→10分アイアン→10分ドライバー→5分振り返り」のようにメニューを決めておくのがおすすめ。
練習でどのクラブで何球程度打つのかは、ある程度ルーティーン化しておくことがおすすめです。
私の場合は100球練習する場合はこのように練習しています。
- ウェッジでのアプローチ(20y~60y):10球
- ウェッジのフルショット:5球
- PWのハーフショット:5球
- PWのフルショット:3球
- ミドルアイアンのハーフショット/フルショット:15球
- ドライバー:10球
- ユーティリティ/ウッド系:15球
- その日の課題への取り組み:25球
- ピッチング・ウェッジ:12球
1回30分の練習メニュー例
【0〜5分】ウォーミングアップ&素振り
軽く体を動かし、関節の可動域を広げるストレッチやクラブを使った素振りで体をほぐしましょう。
→ ケガ防止とスイング安定に効果的。
逆打ちの素振りをすると均等に体を使えるのでお勧めです!
【5〜15分】アイアン練習(7番など)
中距離クラブでスイングリズムの確認とインパクトの感覚づくりを。
最初は距離を気にせず、正確に当てることを重視。
ここで自分の悩んでいるスイングや治したいポイントととことん向き合いましょう。
行き詰ったら動画を撮って自分のスイング分析や友人やレッスンプロからアドバイスをもらうことも効果的です。
【15〜25分】ウッド or ドライバー練習
力任せに振るのではなく、リズム重視のスイングでフォームを整えることがポイント。
飛距離は結果。まずは軌道の安定を意識。
ウッド・ドライバーは勝手に遠くに飛んでくれるクラブです。飛距離が出るクラブであるからこそ、飛ばしたくなる気持ちもありますが、正確なスイングができる範囲でスイングすることを心がけましょう。
実際プロゴルファーもドライバーを試合中にフルスイングするシーンは多くありません。「うまくなる」が最優先の方は正確性を重視したスイングを身につけましょう。
【25〜30分】振り返り・軽めの素振り
今日の気づきや改善点を頭の中で整理し、良いイメージで締めくくる素振りをして終了。
→ 次回の練習にスムーズにつなげる準備になります。
やってはいけないNG練習3つ
ひたすらドライバーだけを打つ
飛距離が気になる気持ちはわかりますが、安定したスコアに大切なのはショートゲームです。
タイガーウッズはドライバーを練習で3球ほどしか打ちません。ドライバーが楽しいというのはわかりますが、スコアアップを目指すならやっぱりアプローチが重要です。
練習時間が限られているからこそスコアに直結する選択をとることで、100切り、自己ベスト更新の近道となります。
フォームを意識せずとにかく打つ
「なんとなく当たればOK」はNG。1球ごとに目的と結果を振り返る意識が必要です。
こちらで一回の練習で治したい点を絞って取り組みましょうとお伝えしました。ただ闇雲に球を打つだけでは効率よくうまくなりません。
何も考えないのと、いろいろ考えすぎるのをやめて、治したいことだけに集中することを心がけましょう。
自己流を突き通す
動画やアプリで自分のフォームを客観的に見る習慣をつけましょう。
可能なら、プロのワンポイントレッスンを受けるのも◎。
打ちっぱなし場のお客さんの中にはとんでもないスイングをしている人が多いです。Youtubeで「癖がすごい ゴルフスイング」で検索してみてください。独特なスイングをしている姿が見られます。
つい笑ってしまうスイングですが、冷静になって自問自答してみてください。「自分も傍から見たらこんなスイングなのではないか?」と。
そうならないためにも、自分のスイングに客観的な視点を取り入れましょう。
限られた時間でも成果を出すコツ
- 毎週決まった曜日・時間に練習する
→ 習慣化され、継続しやすくなる。 - 練習記録をつける
→ 上達実感が得られ、モチベーション維持に繋がります。 - 課題に合わせて練習内容を変える
→ スコアや練習での感覚をもとに、柔軟にメニューを見直すことが重要。
月1ゴルファーこそ「質の高い練習」が命
毎週ラウンドできる人よりも、練習時間が限られているからこそ、一球一球の質を高めることが重要です。
30分でも「目的」「振り返り」「改善」を意識すれば、月1ゴルファーでも着実にスコアアップが目指せます。
まとめ|30分でも確実に上達できる!
打ちっぱなしは「ただ打つ場所」ではなく、「課題を克服する実験場」です。
短時間でも正しい意識とメニューがあれば、時間のないあなたでも上達できます。
時間がないことを理由に諦めるのではなく、逆にその制約をバネにして「効率のいい練習法」を武器にしましょう。
次の打ちっぱなし練習、ちょっとワクワクしてきませんか?
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