初心者でも失敗しない!ゴルフグローブの選び方とおすすめポイント

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グローブは重要なのか?

ゴルフを始めたばかりの方にとって、「グローブって本当に必要なの?」「とりあえず何か付けておけばいいんじゃない?」と思われるかもしれません。しかし、グローブは単なるファッションアイテムではなく、スイングの安定性スコアにまで影響を与える、非常に重要な道具の一つです。

まず、ゴルフグローブを着ける最大の理由は「滑り止め効果」にあります。クラブを振る際、手とグリップがしっかり密着していないと、スイングの途中でズレたり、握り直したりしてしまい、正確なショットを打つことができません。グローブはこの滑りを防ぎ、安定したグリップを保つために欠かせない役割を果たしています。

また、長時間の練習やラウンドでは、クラブのグリップが手のひらに強く当たり続けることで、マメができたり、皮がむけたりといったトラブルも起こりがちです。グローブを着けていれば、こうしたトラブルを未然に防ぎ、快適にプレーを続けることができます。

実は、グローブの有無によってスイングの再現性やボールコントロールの精度にも大きな差が出ると言われています。特に初心者のうちは、クラブの握り方や力加減が安定していないため、グローブによる補助は非常に効果的です。

つまり、グローブは上達をサポートする道具なのです。せっかく練習を重ねても、手元のズレやグリップミスでショットが台無しになってしまってはもったいないですよね。

この記事では、そんな重要なグローブをどうやって選べばよいか、素材サイズシーン別にわかりやすく解説していきます。これからグローブを買おうとしているあなたが、ぴったりの一枚に出会えるよう、ぜひ最後までお読みください!

ゴルファー風間

グローブ選びは非常に重要です。ドライバーやアイアンを選ぶ際と同じようによく吟味した上で選びましょう!

ゴルフグローブの基本知識

グローブはどれも同じように見えるかもしれませんが、実は選び方や着け方には考え方があります。間違った知識のまま購入してしまうと、スイングの安定性や快適性に影響が出てしまうことも。ここでは、グローブ選びの基本中の基本をおさえておきましょう。

■ 利き手と装着する手:右利きなら左手に着ける

まず最初に多くの初心者が迷うのが「どちらの手に着けるの?」という点です。結論から言うと、右利きの人は左手に、左利きの人は右手にグローブを着けます

これは、ゴルフスイングにおいて「リードする手」にグローブを着けるという考え方に基づいています。右利きのスイングでは、左手がクラブを引っ張り、スイング全体をコントロールする重要な役割を担っています。そのため、グリップとの密着性や安定性が求められる左手にグローブを着けるのが基本となるのです。

両手にグローブを着けることもありますが、基本は片手のみであることを理解しておきましょう。一方で両手にグローブすることはNGではありません。主に女性を中心に両手にグローブをする方はいます。ここでは、より一般的な片手にグローブをつける際の選び方に絞って説明します!

ゴルファー風間

間違えて逆の手用を購入してしまうケースも多いので、購入前に必ず確認しましょう。

■ フィット感の大切さ:ピッタリが基本

グローブを選ぶ際にもっとも重要なのがフィット感です。「ちょっとくらい大きくても大丈夫」と思っていると、スイング時にグローブの中で手が滑ってしまい、クラブのコントロールが不安定になります。

ゴルファー風間

風間の感覚的には「ちょっときついかも?」と感じるくらいがおすすめです!

理想的なフィット感は、「手のひらや指先にほとんどシワが寄らず、ぴったり密着している」状態です。新品のグローブは若干タイトに感じるかもしれませんが、使用していくうちに少しずつ伸びて馴染んできます。逆に、最初から緩めのグローブを選んでしまうと、使用中にズレやすくなり、かえってスイングの妨げになります。

また、マジックテープで留めた際に、テープが中央あたりにくるようなサイズ感が理想的です。極端に端でしか留められないようなサイズは合っていない可能性が高いため注意が必要です。

■ サイズ選びは慎重に:1サイズ違うだけで別物

グローブのサイズはメーカーやモデルによって若干異なりますが、基本的にはS・M・Lといった表記や、21cm・22cm・23cmといった数値表記がされています。ここで大切なのは、「たった1cm違うだけで、装着感が大きく変わる」ということです。

特にゴルフ初心者にとっては、グローブのズレがショットに直結しやすいため、自分の手に合ったサイズを見極めることがスコア向上にもつながります。可能であれば試着をして、指先までピタッとフィットするものを選びましょう。

ネットで購入する場合は、過去に使ったサイズや、メーカーのサイズチャートをよく確認することが大切です。また、返品可能なショップを選ぶと安心です。

ゴルファー風間

一般的なゴルフグローブの男性・女性用によるサイズ展開はこのようになってます。

サイズSサイズMサイズLサイズ
男性~22cm23~24cm25cm~
女性~18cm19~20cm21cm~
ゴルファー風間

実際に試着してみるのが自分にあったグローブを見つける一番の近道です!

初めてグローブを買うときや買い替えを検討している場合は、実際に店舗に行って選ぶことがおすすめです。

店舗で売っている場合には基本的に試着をさせてくれます!なので実際に試着をして最適なグローブを見つけましょう!

素材で選ぶ|合皮 vs 天然皮革 vs ハイブリッド

ゴルフグローブの性能や使い心地を大きく左右するのが「素材」です。素材によって価格帯や耐久性、フィット感、グリップ力が異なるため、自分のプレースタイルや目的に応じて選ぶことが大切です。ここでは代表的な3種類の素材と、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

■ 合成皮革(合皮):価格と耐久性重視の初心者向け

https://www.titleist.co.jp/golf-gear/golf-gloves

初心者にもっともおすすめなのが、合成皮革(いわゆる合皮)のグローブです。価格が手頃で耐久性にも優れており、練習量が多い方や頻繁に買い替えたくない方に向いています。

合皮は水や汗にも比較的強く、型崩れしにくいため、扱いやすさが魅力です。最初の1枚としても最適で、手入れもあまり気を使わずに済む点もメリットです。

ただし、天然皮革に比べるとややフィット感に劣る場合もあり、グリップ力が若干弱いと感じる人もいます。とはいえ、価格と耐久性のバランスを考えれば、合皮は初心者にとって非常にコスパの良い選択肢です。

■ 天然皮革(本革):フィット感とグリップ重視の上級モデル

https://www.titleist.co.jp/golf-gear/golf-gloves

天然皮革(羊革や牛革など)のグローブは、手に吸い付くような抜群のフィット感と、優れたグリップ力が特徴です。とくにラウンドでの使用を想定した場合、繊細な感覚を大切にしたい中級者〜上級者に人気があります。

しっとりとした手触りと、スイング中の安定感は合皮にはない魅力で、クラブとの一体感を高めてくれます。

その一方で、価格はやや高めで、汗や雨に弱く、こまめな手入れが必要です。使用頻度が高い方や雑に扱ってしまいがちな初心者にとっては、少々扱いが難しい素材とも言えるでしょう。

■ ハイブリッド:合皮と天然皮革の“いいとこ取り”

https://www.titleist.co.jp/golf-gear/golf-gloves

最近では、ハイブリッドタイプのグローブも多く登場しています。これは、手のひら部分に天然皮革を使用し、その他の部分を合皮にしたものが一般的です。

この構造により、天然皮革のフィット感とグリップ力を得ながら、合皮の耐久性やコストパフォーマンスも確保できるため、初心者から中級者に広くおすすめできます。

「天然皮革を試してみたいけど、手入れが不安」「少しグレードの高いグローブを使いたい」という人にはピッタリです。


素材によって使用感は大きく変わるため、迷ったときは自分のゴルフスタイル(練習メインか、ラウンド中心か)や使用頻度、予算に合わせて選びましょう。可能であれば、店舗で実際に手にはめて感触を比べてみるのが理想的です。

スクロールできます
商品特徴価格おすすめの人

合成皮革
高い耐久性
メンテナンスのしやすさ
コスパ
フィット感を感じにくい
1000円台初心者
コスパ重視の人
練習用の履き潰せるグローブがほしい人

天然
高いフィット感
グリップ力UP
手入れが難しい
雨・汗などに弱い
耐久性が低い
高価
3000円〜中級者〜上級者
高いフィット感を求めている人
ラウンド専用のグローブがほしい人

ハイブリット
合皮と天然のいいとこ取り
程よいフィット感
程よい耐久性
程よい価格
2000円~3000円初心者〜中級者
合皮と天然のいいとこ取りをしたい人
天然を買うための準備期間にしたい人

サイズ・フィット感のチェックポイント

ゴルフグローブの性能を最大限に引き出すためには、自分の手にぴったりフィットするサイズを選ぶことが不可欠です。合っていないグローブはスイング時にズレたり、手に余計な力が入ってしまったりして、スコアに悪影響を及ぼすこともあります。ここでは、グローブのサイズとフィット感をチェックするためのポイントを詳しく解説します。

■ 試着時に確認すべき3つのポイント

グローブを試着する際には、以下の3点に注意してみましょう。

  • 指先に余りがないか?
     指の先端がグローブの中で余ってしまうと、スイング時に感覚がズレやすくなります。理想は、指先にわずか1〜2mmの空間がある程度。ピッタリすぎて突っ張るようならサイズダウンしすぎですし、余ってしわができるようならサイズアップが必要です。
  • 手のひら全体にシワがないか?
     手のひらのフィット感も重要なチェックポイント。グローブを装着した際に手のひらにシワやたるみができるようなら、そのサイズは大きすぎる可能性があります。シワが少なく、手にしっかり密着しているものが理想です。
  • マジックテープの位置は中央付近?
     グローブの手首部分にあるマジックテープは、留めたときにベルトの位置がほぼ中央にくるのが適正サイズのサインです。極端に左右どちらかに寄ってしまう場合は、サイズが合っていない可能性があります。

■ 試着できない場合の対処法(通販購入時など)

最近はネット通販でグローブを購入する人も多く、試着できないケースも珍しくありません。そうした場合は、以下の点を参考にしましょう。

  • 過去に使ったサイズを基準にする
     以前に使っていたグローブがあるなら、そのサイズを基準に。同じメーカー・同じモデルであればサイズ感も近いことが多いです。
  • メーカーのサイズ表を必ず確認する
     ブランドによってサイズ規格が微妙に異なるため、公式サイトなどに掲載されている手囲いサイズ(手の周囲の長さ)を測って確認しましょう。
  • 返品可能なショップを選ぶ
     サイズが合わなかった場合に備えて、返品・交換が可能なショップを利用するのがおすすめです。

■ 新品はややタイトくらいがベスト

新品のグローブは素材によっては若干伸びるため、最初は「少しきついかな?」くらいのフィット感が理想です。とくに天然皮革やハイブリッドタイプは、使っていくうちに手に馴染んで柔らかくなります。

逆に、最初からゆるいものを選んでしまうと、数回の使用でさらに緩んでしまい、グリップが不安定になる恐れがあります。


グローブはゴルフにおける“もうひとつのクラブ”ともいえる重要な道具です。自分の手にしっかりフィットする1枚を見つけることで、スイングの安定感やクラブコントロールが大きく向上します。サイズや装着感にはこだわって、じっくりと選んでみてください。

天候で選ぶ|晴れ用・雨用の違い

ゴルフは屋外で行うスポーツだからこそ、天候によってプレー環境が大きく左右されます。その中でもグローブは、天候の影響をダイレクトに受けやすい道具のひとつ。晴れの日と雨の日では、求められる性能が異なります。ここでは「晴れ用」と「雨用」グローブの違いと、それぞれの選び方を解説します。


■ 晴れの日に適したグローブの特徴

晴天時は手汗をかきやすく、グリップが滑りやすくなることがあります。そうした状況に対応するため、晴れ用のグローブには以下の特徴があります。

  • 通気性重視の素材(合皮やメッシュ入り)
  • 汗を素早く吸収・乾燥させる構造
  • 軽量でしなやか、長時間でも快適な装着感

晴れ用グローブは、フィット感と手の動きやすさを重視して作られており、特に夏場には欠かせません。ただし、汗で湿ったまま使用を続けると劣化しやすいため、ラウンド中に2枚以上用意してローテーションするのがおすすめです。


■ 雨の日に適したグローブの特徴

雨の日はクラブが滑りやすくなるため、濡れても滑らないグリップ性能が求められます。そこで活躍するのが「レイングローブ」や「全天候型グローブ」と呼ばれるモデルです。

  • 濡れることでグリップ力が増す特殊素材を使用
  • 合成繊維やマイクロファイバーなど耐水性の高い素材
  • 通常は両手に装着する前提で設計されているものも多い

雨用グローブは、濡れてこそ本領を発揮する設計になっているものが多く、逆に乾いた状態では少し硬く感じることもあります。悪天候のラウンドを見越して、1セットは常備しておくと安心です。


■ 晴雨兼用タイプも選択肢に

近年では「全天候型グローブ」として、ある程度の雨でもグリップ力を保ちつつ、晴れでも快適に使えるハイブリッドタイプも登場しています。天候が読みにくいシーズンや旅行先でのプレーなどでは、こうしたモデルも便利です。

ただし、専門の晴れ用・雨用に比べると性能が平均化されているため、頻繁に雨天でプレーする方は専用グローブの併用がおすすめです。


■ 天候に応じた使い分けが、スコアを守る

天候を軽視して同じグローブを使い続けると、滑りによるミスショットやグリップの不安定さに繋がりやすくなります。晴れ・雨それぞれの状況に応じて最適なグローブを選び、安心してスイングできる状態を整えることが、安定したスコアに繋がります。

まとめ:快適なグローブ選びで上達を加速しよう

ゴルフにおいて、グローブはただのファッションアイテムではなく、スイングの安定性と快適性を支える重要な道具です。正しい手に着け、素材やフィット感を意識して選ぶことで、クラブとの一体感が増し、スイングの再現性が高まります。

特に初心者のうちは、自分のスイングにまだ迷いが多く、余計な力が入ってしまいがち。その状態で合っていないグローブを使ってしまうと、余計に手が滑ったり、ミスショットの原因になったりすることも少なくありません。

だからこそ、素材(合皮・天然皮革・ハイブリッド)や使用シーン(夏用・冬用)、サイズ感をしっかり理解したうえで、自分にとって最も快適で使いやすい一枚を選ぶことが、スコアアップへの第一歩になります。

また、グローブは消耗品です。定期的に状態をチェックし、傷みや劣化が見られたら早めに買い替えることも上達の近道。状態の悪いグローブを使い続けると、無意識のうちにスイングに悪影響を及ぼすことがあります。

最後に大切なのは、グローブ選びも“自分を知ること”から始まるという意識です。自分の手の形、汗のかきやすさ、プレーする季節などを踏まえて選べば、あなたにとっての「ベストな一枚」がきっと見つかるはずです。

ゴルファー風間

快適なグローブでプレーをより楽しみ、上達のスピードを加速させましょう!

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